音の妖精の回帰。
あまりにも美しく独創的なピアノソロ2作品。音を奏でる楽しさを常に探求するアルゼンチンの音楽家/マルチ奏者アレハンドロ・フラノフが、無我の境地に辿り着いた、邪念を感じさせない無垢な演奏。
南米のスイスと呼ばれるサン・カルロス・デ・バリローチェにほど近いアンデスの山岳地帯エル・ボルソンで録音された最新作『Solo Piano』(ジャケット写真は曲のタイトルにもなっているオタメンディ自然保護区)と、ブエノスアイレスにあるスウェーデン教会にて録音し、9年前にリリースされるも入手困難盤になっていた傑作『Melodia』がフラノフ自身のドローイングで装い新たに再発。素晴らしい作品が届きました。この2枚のアルバムには特別な何かを感じます。
●Melodia / Alejandro Franov (写真右)
●Solo Piano / Alejandro Franov (写真左)
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ソロピアノの映像があまり見つからなかったのですが... 最新作『Solo Piano』 より、「Saquito de te」をどうぞ。アルバムの中でも明るい曲ですが、どちらの作品も全体はもう少し穏やかです。
※今回のCD撮影は自然な流れでフィルムカメラ撮影してみたのですが、
少しフォーカスがあまくなってしまいました....