Monday, December 30, 2013

2013年ご愛顧ありがとうございました!


本日12月30日(月)で、ハンモックカフェ2013年営業が最終となりました。写真の『アルゼンチン写真展』も全7回、7州の風景をお届けでき終了させていただきます。

今年もご来店くださったお客さま、通販のご利用くださったお客さま、ありがとうございました! 今年は通常営業以外に、音楽ライヴ営業を9回開催させていただき、毎度遠路お越しいただく観客の皆さまには、本当に頭が下がる思いです。日々の営業は夫婦二人で、コーヒーの焙煎や料理・スイーツ作りなど行い、落ち着いた空間の中でご提供していますが、イヴェント時には設営から撤収までボランティアスタッフの助けを借りています。今年も様々な場面で、支えていただいた皆さま、心より感謝いたします。

新年は、1月4日(土)昼12時より、営業いたします。
1月の営業カレンダー →

年に一度のメニューリニューアルを行います!
新年には、リニューアル内容をブログ更新予定ですので、どうぞチェックよろしくお願いいたします。
皆さまにとって実りある新年になりますように..。良いお年をお迎えくださいませ。

Sunday, December 22, 2013

bar buenos aires "Estrella"



生活の中で音楽を必要としている人たちの価値観と時代の流れとが、ここ数年は同じ方向へ向かって来ているのではないでしょうか。 それは、自然栽培でじっくりと育てられる野菜、単一農園の有機栽培コーヒー豆、野生酵母を用いた自然派ワイン、日本の手仕事が再認識された民芸などのように、本当に大切なものは何かを、ひとりひとりが取捨選択する時代なのだと感じています。

音楽に関しても、心が潤い、ナチュラルな響きを伴った優しいサウンドが好まれ、楽器そのものの響きを純粋に愉しみ、じっくりと耳を傾ける。音楽家、またリスナーも切磋琢磨しているように感じます。

そんなオーガニックサウンドを届けるイヴェントが、アルゼンチンの音楽家カルロス・アギーレが描く音像風景と共鳴する世界の美しい音楽を聴く選曲会「bar buenos aires」です。そして、その同名のコンピレイションシリーズ第3弾は、世界の素晴らしい音楽家の曲がまるで夜空に広がる星屑のように美しい音の連なりとなり、2013年の ”空気の澄みきった” 冬至に届けられました。
収録内容や詳細は、選曲者の一人である吉本宏さんがweb dacapoで丁寧に語られています。
こちらをぜひご覧くださいませ。→http://dacapo.magazineworld.jp/column/126859/

●V.A / bar buenos aires "Estrella" 星の輝き 

⇒HUMMOCK WEBSHOP

bar buenos airesといえば、僕たちがこれほどまでにアルゼンチンに夢中になったきっかけでもあり、人生の道標にもなりました。このコンピレイションシリーズが皆さんの何かのきっかけになることを願って。


左●2011年作品V.A / bar buenos aires "Dedicated to Carlos Aguirre " 

中●2012年作品V.A / bar buenos aires "Viento,Luz,Agua"







Wednesday, December 18, 2013

Beautiful soundscape



感じるものは自由な創造と、希望の光。
それは音楽という名の“島”から
風の便りのように届いた僕たちへのメッセージ。
音楽家、ギタリスト伊藤ゴローの新作『POSTLUDIUM』は
作曲家として深化し、新たな世界へと旅をしているようだ。
ソロ名義の前作『GLASHAUS』からの流れを感じながらも、
美しい描写力を持つ広角レンズのように
パノラミックな情景も映し出している ――

続きの文章はこちら (僭越ながら web dacapo へ寄稿させていただきました。)
↓↓↓↓↓↓
■無国籍感に磨きがかかった 伊藤ゴロー『POSTLUDIUM』
http://dacapo.magazineworld.jp/culture/music/126225/


●Goro Ito / POSTLUDIUM

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Saturday, December 7, 2013

2014.1.15.wed. Henning Schmiedt Piano Solo at HUMMOCK Cafe




雪のように淡く美しいピアノの音色。
時の流れを刻む、旧東ドイツ出身ピアニスト、
ヘニング・シュミート待望の再来日。
あの2年前の感動再び。

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■Henning Schmiedt Japan Tour 2014

・日時: 2014年 1月 15日(水)

・出演: ヘニング・シュミート (piano)  from Germany

・会場: ハンモックカフェ(店内)

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■ Henning Schmiedt (ヘニング・シュミート)

http://www.henning-schmiedt.de/

1965年生まれ、旧東ドイツ出身のピアニスト、作曲家、編曲家。
早くからジャズ、クラシック、ワールドミュージックなどジャンルの壁を超えた活動を先駆的に展開。80年代中盤から90年代にかけて様々なジャズ・アンサンブルで活躍後、ギリシャにおける20世紀最大の作曲家と言われるMikis Theodorakis(ミキス・テオドラキス)から絶大な信頼を受け、長年にわたり音楽監督、編曲を務めている。    また、世界的歌手であるJocelyn B. Smith(ジョセリン・スミス)やMaria Farantouri(マリア・ファラントゥーリ)らの編曲、ディレクターとして数々のCDやコンサートを手がけ、同アーティストの編曲でドイツ・ジャズ賞、ドイツ・ジャズ批評家賞を受賞、女優Katrin Sass(『グッパイ・レーニン』他)やボイス・パフォーマーLauren Newtonと共演した古典音楽のアレンジなど、そのプロデュース活動は多岐に渡っている。   ソロとしてもKurt Weilなど幾多の映画音楽やベルリン・シアターで上演されたカフカ『変身』の舞台音楽、2008年ベルリン放送局でドイツ終戦60周年を記念して放送された現代音楽『レクイエム』などを発表し、高い評価を獲得。名指揮者クルト・マズアーも一目置くという個性的なアレンジメントやピアノ・スタイルは、各方面から 高い評価を受けている。

flauよりリリースされた4枚のソロ・ピアノ作品『Klavierraum(=ピアノの部屋)』『Wolken(=雲)』『Spazieren(=散 歩)』『Schnee(=雪)』がいずれもロングセラーを記録中。昨年2度目となる来日公演を全国11都市で開催、各都市でソールドアウトとなるなど、好評を博した。主な共演者に ズルフ・リバネリ、チャールズ・ロイド、ミルバ、アル・ディ・メオラなど

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※dacapo web magazine 2012年の記事、flauレーベルオーナー福園氏が語る、ヘニング・シュミートへの想い。あらためて読んで感激しました。ぜひ!→

※約2年前、ハンモックカフェにてコンサートの様子はこちら →

【Henning Schmiedt Japan Tour 2014 公式サイト】
http://www.flau.jp/events/henning2014.html

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<ご予約・問合せ>

メールhummockcafe0525@yahoo.co.jp(24hs受付)
電話 079-254-1400(12:00~22:00/毎火曜・第1月曜定休日除く)

予約方法
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●お電話・メール・店頭にて受付
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●公演名・お名前・人数・ご連絡先電話番号の
  以上4点をお伝えくださいませ。
  (未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
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●メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
 ↓
予約完了

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ヘニング・シュミート・ソロ ピアノ 全タイトルCD再入荷しました!

左から...

●ヘニング・シュミ-ト / Klavierraum 
太陽の光を浴びるような、ほどよいエレクトロニクスがちりばめられた、きらきら輝く静かなピアノソロ。
妊娠中の妻が暑い夏を心地よく過ごせるように、との想いから作られたパーソナルな愛を感じる名作。2008年作品

●ヘニング・シュミ-ト / Wolken 
心地よい清涼感。さわやかに心潤うピアノソロ。前作『Klavierraum』より開放的に温かさ溢れる作品。ヘニングさんのアトリエから見えるという空や鳥、船や川の流れ。一つ一つのものがそれぞれの時間の中で流れていく世界の中で、ピアノの音もまた、それぞれの時間を色付けています。2009年作品

●ヘニング・シュミ-ト / Spazieren 
雨上がり緑薫る。「散歩」と名付けられたアルバムタイトル。清爽な空気の中、遠い記憶をたどり故郷を歩く。それは幼い頃に見た風景、すこやかな森、柔らかな陽の光、きらめく雨粒。心いつも穏やかに。静かなピアノのメロディがそっと語りかけてくれる。2011年作品

●ヘニング・シュミート / Schnee  
『Schnee ≒ 雪』。東北の美しい雪景色と故郷ドイツの雪景色にインスピレイションされ、人のぬくもりから生まれたヘニングさんのオリジナル曲は、透明感のあるピアノソロに雪の結晶が舞い降りてくるような音響処理が施された17編の愛の物語。何度も繰り返し聴いているうちに心が温かくなっていることに気づきます。

どれも素晴らしい作品ですので、店頭・通販にて この機会にどうぞ。
最新作schneeより一曲。


※昨年ハンモックカフェのバルコニーに積もった雪から思いを寄せて。




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Thursday, November 14, 2013

Goro Ito 《POSTLUDIUM》 EP


《GLASHAUS》 の その先へ。
ジャンルを越境する音楽家、伊藤ゴローが新たな領域へと歩み進めた”ポストリュード(後奏曲)”。EP限定のジャケット写真には、平出隆氏が1988年に撮影したイングランド南西部の自然地域ランディ島を起用。そのランディ島から風の便りのように届いた美しいサウンドは、パノラミックな情景を映し出し、こういう音楽を聴きたかったのだと私たちの心を満たしてくれる。

本作は、来月リリースされるフルアルバム《POSTLUDIUM》からの先行EP。全国店舗限定(現在7店舗)・ライブ会場限定の販売で、アルバムのメイントラックである「The Isle」のEPヴァージョンに加え、新曲「Luminescence——Dedicated to H.H.」、前作《GLASHAUS》のメイントラック「Glashaus」は、ホールの響きをいかした一発録りになり、ダイレクトに立体的な音像が眼前に浮かび上がります。また、フルアルバムとは演奏メンバーが異なることも魅力。素晴らしい音楽がまた一つ生まれました。

●Goro Ito / 《POSTLUDIUM》 EP

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All Composed, Arranged & Produced by Goro Ito

Goro Ito (guitar)
Eiichi Sawado (piano)
Robin Dupuy (violoncello) ほか
Mastered by John Davis (Metropolis Mastering Studios)
Design: Takashi Hiraide


1. The Isle (EP Version)
2. Luminescence——Dedicated to H.H. at Spiral Hall*
3. Glashaus at Spiral Hall*

*Original Recording Format: DSD 5.6MHz 1bit

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【Goro Ito《POSTLUDIUM》スペシャルサイト】

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※ 前作 GLASHAUS も再入荷しました! リンク先はこちら→


Sunday, November 10, 2013

Siete paisajes en Argentina vol.7 "PARANA"


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『Siete paisajes en Argentina』vol.7
雄大なアルゼンチンの自然・食・音楽の写真展
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ハンモックカフェ店内にてアルゼンチンの7各地の風景をお送りしています。

期間 : 2013年11月2日~12月末頃

アルゼンチンの旅では約4500枚の写真を撮ってきました。その中から7各地それぞれ30枚前後選んできました。趣味で撮ってきたといえ皆さまに興味を持って下さりご覧いただいたことに感謝いたします。 写真展の最終回は、本気で住みたいと思った私たちのアナザースカイ。エントレ・リオス州パラナーの風景をお送りします。首都ブエノスアイレスから北西へ約600km、内陸は果てしない草原と湿地帯が広がり、パラナ河沿いの水辺は楽園のよう。アルゼンチンの優しさも感じとれる美しい地方です。今回は33枚展示しています。皆さまのご来店心よりお待ちしております。

”この風景(河)は、我が魂であり、そして永遠に我が魂の意志。空のための無限大の鏡である” J.L.Ortiz


Wednesday, November 6, 2013

2013.11.4. Ulises Conti Piano Solo Report


ご来場下さった皆さまありがとうございました!
また、当日限定の料理もおかげさまで完売しありがとうございました!

ウリセス・コンティは、晩年のビル・エヴァンスの風貌(本人公認)で、21世紀のエリック・サティとも感じ、印象派の意匠も取り入れながら、シュールで唯一無二のエンターテイナーでした。

オルゴールから始まり、ハンモックカフェ史上もっとも小さな音での即興演奏が約10分続いたのち、「Manuel」のメロディーに入っていく瞬間は鳥肌モノの感動でした。彼の各アルバムの冒頭曲は誰が聴いても始まりを告げることがわかる幕開け感があり、自身のムードのために導入部がいかに大切なのかを再認識しました。演奏は『ATLAS』収録曲からの自作曲を中心に節々にユーモアが潜んでいて、にんまりすることも。

また、ハンモックカフェのピアノで、今まで出たことがない音が鳴っていたように思います。それは、テクニックだけではなく、ピアノと友人のように接し、ピアノの声を聞き、一緒に戯れるウリセス・コンティだからこそ出た音色だと感じました。彼の演奏を聴いていて高音部の弱音が”やわらか”なことに、あるピアニストが言っていた言葉を思い出しました。「大きい音よりも小さな音を出すほうが何倍も難しい」ことを。

アンコール曲には、映画サウンド・オブ・ミュージックの劇中歌「My favarite things」を演奏。そのあまりにも美しい演奏に、だれもが心酔したことでしょう。

よほどの音楽好きでない限り、日本盤『ATLAS』が発売されるまでアルゼンチンの音楽家ウリセス・コンティの存在を知っていた人はそんなに多くないと思います。しかし、こんなにもたくさんの日本人に迎えられ、ウリセスさんは感動されていました。日本盤を制作されたレーベルflau、アルゼンチン盤の輸入元、彼の音楽を紹介されている方々や今回の来日に携わっている皆さまに感謝いたします。







右から、flau福園さん、bar buenos aires 吉本さん、Ulises Contiさん、刺繍デザイナーのJazmin Berakhaさん、中正さん、ありがとうございました!



Thursday, October 24, 2013

Sin Fronteras


さながら美しく混ざり合う”坩堝”のように。チリ出身のマンドリン/ギター奏者、作曲家アントニオ・レストゥッチの作品は、南米諸国のリズムに、スペインの情熱や、インドや中東の神秘性が見事に合わさり、伝統と革新が交錯した独創的で美しいジャズフュージョン。カルロス・アギーレ(piano)、フェルナンド・シルヴァ(bass)、ホルヘ・パルド(flute / sax)など、名手を迎え2003年にバルセロナ、2004年にサンチアゴにて録音された素晴らしい傑作。なかでも特筆したいのは唯一のヴォーカル入りでラスト曲の「Esperanza」。カルロスのピアノに共振するアントニオの愛娘エスペランサ・レストゥッチの潤いあるスキャットがあまりにも美しく、何度聴いても涙腺が緩みます。

●Antonio Restucci / Crisol  




そして、そのアントニオ・レストゥッチやカルロス・アギーレ、フェルナンド・シルヴァ、さらにアカ・セカ・トリオのメンバーや、セシリア・サバラも参加した『Sombra de Ombú』。これほどの音楽家に目に掛けられていることにその才能が伺えますが、主役は、清楚系から熱唱系、艶系まで幅広い美声を聴かせてくれるアルゼンチンの才女ベレン・イレー。こちらはアルゼンチンでも品切れでしたが、このたび カルロス・アギーレの名曲「Peces de Luz」が追加され、待望の再プレス。2008年の1stエディションと同じくジャケット内側にはオンブーの木陰に映る不思議な動物が描かれています。ハンモックカフェでは約2年ぶりの再入荷。アルゼンチン女性シンガーソングライターの名作です。

●Belen Ilé / Sombra de Ombú (2013年2ndエディション)




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Wednesday, October 16, 2013

Nora Sarmoria Japan Tour in Himeji

アルゼンチン の女性ピアニスト/シンガー/作曲家 ノラ・サルモリア による 実質初となる日本ツアー【岡山ー姫路-東京】が決定しました。 岡山 、姫路はピアノ弾き語りによるソロ演奏で、東京ではピアノ世紀の到来を告げるフェスティバル”THE PIANO ERA “2013に出演。彼女の色彩感あふれるピアノと歌は、現代アルゼンチン音楽の中でもリズミカルで、カラフルなイルミネーションが広がるようなオリジナリティを強く感じます。姫路公演では、神戸の洋服ブランドRainbow Famに 衣装協力いただき、彼女の音楽性により華を添え、HUMMOCK Cafe 今年最後のコンサートとして最高に素敵な一夜になることでしょう!

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■Nora Sarmoria Japan Tour 2013
<okayama - himeji - tokyo>

・日時: 2013年 11月 26日(火)

・出演: ノラ・サルモリア (piano/vocal)  from Argentina

・衣装: Rainbow Fam  from Kobe

  (先着順自由席 、共に1ドリンク込)

・料理: 限定アルゼンチン料理をお手頃価格にて数種ご用意します。

・会場: ハンモックカフェ(店内)

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■Nora Sarmoria (ノラ・サルモリア)
www.norasarmoria.com.ar/

1968年生まれ。現代アルゼンチン音楽を代表するピアニスト、シンガー、作曲家のひとり。   ジャズピアノをEdgardo Beilínに 師事、アルゼンチンカトリック大学にて作曲を学び、ブエノスアイレス 芸術学校(El Conservatorio Municipal de Buenos Aires)にてクラシック・ピアノを学ぶ。95年に初作となるアルバム『Vulevo Uno』を発表、現在まで に11枚のリーダー作 を リリース(12枚目 となる新作『Silencio Intenso』を年末に発表予定)。ピアニストのリリアン・サバ、そして 鍵盤打楽器奏者のマルコス・カベサスとの デュオ・アルバムや、南米の名曲を含む レパートリーを独自にアレンジした 小オーケストラ=オルケスタ・スダメリカナ名義としても作品をリリースするなど、その活動は幅広い。フォルクローレ、  ジャズ、   ポップ、   クラシック、ウルグアイ音楽に至る広汎な音楽的背景をのぞかせつつも、個性あふれる作風で 日本の音楽家にも ファンが多い。<アルゼンチン音響派>のリスナーと、コンテンポラリー・フォルクローレのファンを繋ぐ、この国が誇る パフォーマーの一人にして、最高に ユニークな作曲家でもある。2000年の初来日以来となる、まさに待望の再来日。

■東京では【"THE PIANO ERA"2013】にご出演されます。
出演者:アンドレ・メマーリfrom Brazil、矢野顕子、ノラ・サルモリアfrom Argentina、中島ノブユキ、ニルス・フラームfrom Germany、高木正勝、平井真美子

JJazz.net MUSIC PROGRAMS の sense of "Quiet"でもオンエアー中!


 

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■Rainbow Fam(レインボーファム)
http://www.rainbow-fam.net/

シンプルで心地よく、あきのきない服作りをテーマとし2007年秋に活動を開始。上質なリネンやコットン生地にこだわり、親子三代で着ていただけるように、シンプルながら、色や素材での遊び心を加えたデザインを、ご提案させていただきます。(HPより転載)

* ノラ・サルモリアの音楽性とレインボーファムとの共通点はなんといっても愛娘さんの存在です。特別な一夜の当日衣装もお楽しみに!

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■トップの写真は、2011年に訪れたアルゼンチンのボカ地区・カミニートでの1枚

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<ご予約・問合せ>

メールhummockcafe0525@yahoo.co.jp(24hs受付)
電話 079-254-1400(12:00~22:00/毎火曜・第1月曜定休日除く)

予約方法
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●お電話・メール・店頭にて受付
 ↓
●公演名・お名前・人数・ご連絡先電話番号の
  以上4点をお伝えくださいませ。
  (未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
  ↓
●メール予約の方は送信後24時間以内に返信いたします。
 ↓
予約完了

※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

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主催・企画・制作:NRT  /  招聘:DUM DUM LLP  /  協力:novus axis


■ジャパンツアー詳細はこちらへどうぞ→NORA SARMORIA Japan Tour 2013
現代アルゼンチン音楽を代表するピアニスト/シンガー/作曲家ノラ・サルモリアによる、実質初となる日本ツアーが決定。広汎な音楽的背景と、最高にユニークな作風で知られる、不可思議なアーティストの謎が明らかに。ピアノ弾き語りによるソロ・パフォーマンスでの3公演、東京でのワークショップで創造の源泉へ。



Monday, October 14, 2013

Masterpieces of Ulises Conti


11月4日(祝・月)ウリセス・コンティ・ピアノソロ・コンサート at HUMMOCK Cafe
ご予約いただいた皆さまありがとうございます。
まだお席に余裕がありますので引き続きご予約お待ちしております!

<Ulises Conti Japan Tour 2013 姫路公演詳細>

ウリセス・コンティのイマジネーション広がるピアノの推薦盤は、新曲も含めた集大成ベスト『ATLAS 2003-2013』になります。コンサートにご興味のある方は事前に聴いておかれることをお薦めします!また、過去の名作2003年1st(アルゼンチン盤)と2007年3rdアルバム(アルゼンチン盤)が少量入荷しました!

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●Ulises Conti  /  ILUMINACIONES

ウリセス・コンティの1st『 ILUMINACIONES』(通称タコジャケ)は、デビューアルバムだからこそ斬新なアイデアを盛り込んだエクスペリメンタル作品。ピアノ、アコーディオン、メロディカ、マンドリン、ギター、ハープ、マリンバ、パーカッションまで使いこなすマルチな才能が開眼した傑作であり、すでに彼独特のゆらぎサウンドを確立。曲によりチェロやコントラバス、シタール、トランペットなどが参加し音響処理が加わった、アコースティックとエレクトロニクスのハイブリッドな感覚は、新たな美しさの境地を切り開いた。1stからは「El reverso de la sombra」をどうぞ。




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●Ulises Conti  /  LOS PASEANTES

ウリセス・コンティの創造する音楽が”映像的”を決定づけた名作『LOS PASEANTES』。ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、ピアノなど総勢16名からなる壮大なストリングスが美しい3rdアルバム。生音中心になり、クラシカルでじわりと浸み込んできます。マットな質感の装丁も素晴らしく、ヴィデオクリップも一曲収録しています。このアルバムからの試聴2曲は、3分20秒から聴こえてくる美しいピアノと、劇的な結末を迎えるよう次第に熱を帯びてゆく演奏が印象的な「DISTANCIAS OLVIDADAS」と、ヴィブラフォンがファンタジックな「ANTES」をどうぞ。





⇒HUMMOCK WEBSHOP

Thursday, October 10, 2013

Autumn moon


台風も何事もなく通過し昨夜は星空がきれいでした。
今週末は秋祭りが周辺でおこなわれますが、
ハンモックカフェは通常通りの営業です。
穏やかな天候に恵まれますように。

El Sabor de Cuatrocientos


”飛翔するコンテンポラリータンゴ”
現代アルゼンチン音楽、特にディエゴ・スキッシ・キンテート辺りを聴いた後、あらためてクアトロシエントスの2nd『El Sabor de Cuatrocientos』(2009年)を聴いてみると、とても新鮮に聴こえ、もちろん前からファンの方もおられると思いますが、僕には早すぎた音楽性に時代が追い付いたような気がしました。中でも林正樹さん作曲の「Mi-chi」の展開には、感情が込み上げるものがあります。

●Cuatrocientos / El Sabor de Cuatrocientos  

このアルバムは、通常コンサート会場のみでの販売ですが、
このたび限定入荷いたしました!

⇒HUMMOCK WEBSHOP

オルケスタ・アウロラの作曲家ヴァイオリニスト、会田桃子率いるCuatrocientos(クアトロシエントス)は、スペイン語で数字の400を意味し、一人100パーセントの能力を持ち寄って音楽を作っていこうという想いが込められているそうです。メンバーは、"パブロ・シーグレルmeets 東京ジャズタンゴアンサンブル”でも活躍の北村聡(バンドネオン)、西嶋徹(コントラバス)。北村さんは中島ノブユキ・エテパルマ・アンサンブルへも参加し、ハンモックカフェでも演奏していただことがあります。そして、ソロアルバム『TEAL』が素晴らしい注目のピアニスト林正樹の4名からなります。曲によりゲストを迎え、1曲を除きすべてインストゥルメンタル。日本人の生み出す、ピアソラ以降の現代タンゴの形を模索するべく、メンバーのオリジナル作編曲に、注力されています。

アルバムから冒頭曲試聴をどうぞ!「Recuerdo imborrable」作曲:会田桃子



Thursday, October 3, 2013

2013.11.4 Ulises Conti Piano Solo Concert




アルゼンチン・ポスト音響派孤高の天才コンポーザー ULISES CONTI、
耽美かつ映像的なサウンドスケープが美しい過去10年に渡るソロキャリアを
網羅した集大成ベスト『ATLAS』のリリースと共に、待望の初来日!
姫路公演での開演前のひとときはは、bar buenos aires 吉本宏さんによる
美しい選曲と、当日限定のアルゼンチン料理をご用意してお待ちしております。

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■Ulises Conti Japan Tour 2013
<tokyo - fukuoka - kumamoto - tokyo - himeji - kurashiki - sapporo>

・日時: 2013年 11月 4日(月・祝)

・出演: ウリセス・コンティ (piano)  from Argentina

・選曲: 吉本宏 (bar buenos aires

・開場: 18:30 / 開演: 19:30

・会場: ハンモックカフェ(店内)

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ブエノスアイレス・ラテンアメリカ・アート美術館"MALBA"2012年の春セレクションで、彼のCD作品が並べられていました。美術館も認める彼の音楽は独自の美学が貫かれた芸術作品ともいえるのではないでしょうか。前衛的な要素がありつつも個性を前面に出しすぎず、難しくなっていない。そして、舞台音楽や映画音楽を数多く手掛けてきたウリセスならではの作曲性と、マルチ・インストゥルメンタリストとしての小宇宙を感じます。 また、京都国際舞台芸術祭2013にてロラ・アリアスの『憂鬱とデモ』の舞台音楽も担当されます。
初の日本盤としてflauレーベルよりソロキャリア10年を集約したアルバム『ATLAS』が発売されました。過去の名作からflauの素晴らしいセンスで選び抜かれた14曲と新曲1曲で構成されています。このアルバムのジャケットにはピアノの調律・調弦に不可欠な音叉やチューニングハンマー等が描かれ、彼の音楽の本質を抽象的に捉えた素晴らしいアートワークになっています。

●Ulises Conti / ATLAS  2,100円 (在庫△)

※ 通販方法はこちら











■Ulises Conti( ウリセス・コンティ)  Profile
1975年生まれ、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のコンポーザー、マルチ・インストゥルメンタリスト、サウンド・アーティスト。 数多くの映画・舞台音楽を手がける他、ロラ・アリアスとのコラボレーションを含め、Metamusicaより7枚のアルバムをリリース。Alejandro Franov(アレハンドロ・フラノフ)らが参加し、アルゼンチン音響派をネクストステージに運ぶ狼煙を挙げた怪作『Iluminaciones』(通称・タコジャケ)でデビュー。アシッド・フォーク、フォルクローレの古典からColleenまでをフォローする現代的な感覚と、ウィットに富んだ独創性溢れる楽曲で注目を浴びている。アメリカでのアーティスト・イン・レジデンスやドイツでの舞台音楽、BEACH HOUSEとの共演など、様々な国を旅して培われた無国籍で既成の概念に捉われない様はまさに孤高。シネマチックなオーケストレーションからロマンチックでエスプリの効いたソロピアノ、先鋭的なエレクトロニクス処理までを華麗に使いこなすアルゼンチン・ポスト音響派屈指の才能です。  ⇒Ulises Conti Official Site 


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<ご予約・問合せ>

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電話 079-254-1400(12:00~22:00/毎火曜・第1月曜定休日除く)

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●お電話・メール・店頭にて受付
 ↓
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  (未就学児童の入場は事前にご相談下さいませ)
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予約完了

※本公演ではライヴ当日ご来店の順番に好きな席をお選びいただけます。
※当日受付での会計となります。

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企画制作: flau / 後援: アルゼンチン共和国大使館 / 協力:bar buenos aires




ジャパンツアー詳細はこちらへどうぞ→Ulises Conti Japan Tour 2013 





Thursday, September 26, 2013

20130925 Kazuma Fujimoto & Shikou Ito Live Report


かすかに夏の湿度が残る秋風が頬をかすめる的形の港。
満席の会場が静かに響めいた藤本一馬(g)×伊藤志宏(p)のライヴ。
共に尊敬しあい、分かち合い、高め合う、実力伯仲の二人は、
想像していた”音楽の対話”を遙かに超えた高い次元で共鳴していた。
各会場で異なる緩急ついた絶妙な曲順や凌駕する即興演奏。
時に虎と龍のごとく繰り広げられる熱いセッションや、
切なく美しいメロディーに心が幾度も涙した。

間15分ブレイクタイムを挟んだものの2度のアンコールを含め約3時間、
大河ドラマ並みのスケールで聴衆を魅了した。
このツアーのために書いたという伊藤志宏さんの新曲も素晴らしく、
是非他会場へも足をお運びいただきたいと思います。
ダブルアンコールでは藤本一馬さん作曲「光に包まれて」。
日本の平和、そして世界の平和を祈るような、
聴き終わった後は幸せに包まれる美しい曲でした。

遥々姫路・的形までお越しいただいた皆さま本当にありがとうございました。
皆さまの思いも実り天候にも恵まれ素晴らしいライヴになったことを有り難く思います。
藤本一馬さん、伊藤志宏さん、Fish for Musicさん、Moderado Music 岡本さん
どうもありがとうございました




バルコニーから星空と山を借景にステージを望む。


2人で意見を出し合いながら入念なリハーサル。


Monday, September 23, 2013

Musica de Rosario



今までハンモックカフェ店内でBGMとしてかけていると「今かかっているのは何ですか?」と、多く問い合わせもいただいていながら、廃盤のため入荷できなかったこの2枚。BlueArtから2013年エディションとして待望の再発売(限定アルゼンチン盤)!

●Rumble Fish / Der mar hallado  (2nd)  2,300円 (在庫○)再入荷!

●Rumble Fish / Los viajes del dia  (3rd)  2,300円 (在庫△)再入荷!

眠れるロサリオの財宝が今、時を越えて奇跡の再発!
水運で栄えたアルゼンチン第三の都市ロサリオにて結成されたRumble Fish。エグベルト・ジスモンチや、アントニオ・カルロス・ジョビン、オレゴン、パット・メセニーなどに影響を受け、アコースティックに、室内楽的に穏やかに、彼らの故郷である沿岸リトラル地方特有の瑞々しさをブレンドしたオリジナルコンポーズ中心で美しく昇華。

1992年に、ロサリオ交響楽団出身のGaston Bozzano(コントラバス)、のちにLuz de Aguaを結成するClaudio Bolzani(ギター)、ホルヘ・ファンデルモーレ・グルーポの初期メンバーTuti Branchesi(ドラムス)の3人で結成。1996年にEl Muecín Recordsより1stアルバム『ENSAYOS』をリリース。様々なフェスティバルに出演した後、新メンバーManuel Cerrudo(ピアノ)を迎えた4名で、ロサリオの名門ジャズレーベルBlueArtからリリースした作品が今回入荷した2作品です。

「”オデッセイア” は素晴らしい本で、その一節が頭の中にあったんだ。それで、このアルバムのすべての曲が、ホメロスが見つめていたであろうエーゲ海の世界へつながるように意識した、あの、安息の地というシンプルな世界へ(輸入元翻訳より引用)」と、ブックレット中で語っている名作2ndの『Der mar hallado』(2003年)は、現地新聞や雑誌、評論家からも高い評価を受け、海底にゆらめく気泡のように淡く弾けるサウンドが印象的。ロサリオの音楽シーンを培ってきたJuancho Peroneがパーカッションでゲスト参加も見逃せない。続く3rdアルバム『Los viajes del dia』(2008年)は、曲によりフリューゲルホルンやトランペット、フルートが加わり、Carlos Aguirreがアコーディオンと作曲でゲスト参加。浮遊感溢れる至極のアンサンブルとなり、前作よりコンテンポラリーに美しさを讃えた作品になっている。また、この2作品ともリトラル地方の美しい音楽には高い確率で名前がクレジットされているロサリオ在住のRoxana Rainoldiがジャケットデザインを手掛けています。


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余談ですが....


昨年アルゼンチン・ロサリオを訪れた際、ギジェルモ・リソットさんの案内でCCPEを訪れたのですが、そこで偶然にもRumble Fishのコントラバス奏者ガストン・ボッサノさんとお会いしました。とても優しい語り口(ギジェルモによる通訳を介してですが)で、CCPE館内を案内してくれました。ガストンさんの奥様はあのエテル・コフマンのようで、妙にうなずいてしまいましたよ。また、3rdアルバムの撮影場所がロサリオだと自分の中で何か確信しておりCDも持参していたのですが、国旗モニュメントからのびるメインストリートを歩いていると見つけました! あの後ろの黄色はバスだったんですね。街を走るバスは新しくなっていましたが、アルバムジャケットと同じようなサングラスをかけコートを着た女性が偶然写っていました。道端で写真撮ってる変な日本人だと思われたかも知れませんが、近くに:e(m)r;ショップもあったのですから興奮せずにはいられませんでした(笑)

これまた偶然にも数日後に訪れたパラナーで会うことが出来たクラウディオ・ボルサニさんに、「このジャケットの場所に行ったよ」と、なんとか拙い英語で伝え、撮った写真を見てもらうと「この場所だよ!なんで分かったの!」と、ロサリオに行ってその場所を探す日本人はいないでしょうからそれは驚いたでしょうね。食の旅をしていた僕たちだったのに何をしていたのやら(笑)。もちろんサインもして頂きました! 

写真左上から時計回りに、 
2作品の貴重な1stエディション→ CCPE→ 説明案内するガストン(右から2人目がガストン・ボッサノ、その左横がギジェルモ・リソット)→ ジャケットになったロサリオのメインストリート
(この4枚の写真はすべて2012年10月に中村信彦が撮影)


素晴らしい作品です。試聴しなくても大丈夫ですので是非皆さまのお手元にどうぞ。

※ 通販方法はこちら


Saturday, September 21, 2013

La Melancolia Maravillosa de Argentina


素敵な音楽が多く創造されるのは素晴らしいことだと思います。
その中からお薦めのアルゼンチン音楽を販売していく選盤の際に思うこと。
「初心忘れるべからず」

ハンモックカフェとして音楽を販売していく中で、
時期をマイペースに判断し、独自の観点で厳選しておりますが、
現地のライヴを体験したせいか、深くかかわりすぎているとか、
文章が重すぎる(笑)とか抽象的すぎて何か分からない文章に
なっていることも度々(笑)。

そんな時、いつも気持ちを初心に戻してくれるアルバムは、やはりこれです。”美しいアルゼンチン音楽”として最初にコンパイルされた記念的アルバムでもあり、今となっては入手困難の貴重音源もいくつか収録。帯に記載してある”心の調律師のような音楽”とは正にその通りの素晴らしいネーミングだと思います。また、コンピレイションの醍醐味である曲順と選曲を橋本徹さん、そして、ライナーノートにはイマジネイションが広がる美文の吉本宏さんの黄金コンビ。

水滴が描く波紋のように静かに広がるセバスチャン・マッキのピアノが美しい曲で幕を明け、弦の音との調和が印象的なセシ・イリアスの繊細な歌声と口笛、アンドレス・ベエウサエルトの音の幽玄美、サウダーヂ感溢れるアカ・セカ・トリオの「maricon」など全20曲。心鎮まる詩情と映像美に溢れた音の桃源郷から届いた名作が連なります。このコンピレイションにカルロス・アギーレの曲が1曲も収録されなかった理由は後で知ることになったのですが、結果Cremaの国内盤の再発に繋がり、自然と良い流れが出来ていきました。

●美しき音楽のある風景
~素晴らししきメランコリーのアルゼンチン~   2,400円 (在庫○)再入荷!


「アルゼンチン音楽を聴くにはどれがいいですか?」
と、お客様に尋ねられた時、まずこのコンピレイションをお薦めします。
”美しさ”と”アルゼンチンらしさ”のちょうどいい距離感の曲が収録されているからです。
最初が肝心で初めてアルゼンチン音楽に触れるお客様が
これからもっと聴きたくなるか、それとも、もう聴かなくなるか...

写真の後ろに映っているアルバムは、
このコンピレイションに収録されているアルバム達です。
もし、収録されている曲に興味を持ったら、コンピレイションから
自分の好きな音楽家を探していくことも愉しみの一つだと思います。
.

2010年アルゼンチン音楽に夢中になっていった時の文章を読み返し、
ハンモックカフェがアルゼンチンへ向けて
大きく舵を切ったあの運命のひとときに戻って、
三歩進んで二歩下がる精神でこれからも販売してゆきます。



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アルゼンチン音楽が初めての方には、
インパートメント稲葉昌太さんによる、3年前の記事の
日本で広まった美しい経緯も是非どうぞご覧くださいませ。
理解が深まると共に、音楽には無数の想いが詰まっていることに気付かされます。
↓↓↓↓↓↓
『2010年静かなるムーヴメント素晴らしきメランコリーの世界とカルロス・アギーレ』


※ 通販方法はこちら


Friday, September 20, 2013

Lotus roots fields in HIMEJI



2008年より初秋のこの時期に、
姫路・大津で収穫される完全無農薬レンコンを使っています。
先日の定休日にレンコン農家タムラさんへ訪問し、
畑の様子などお話を伺ってきました。

レンコンの旬は朝晩の寒暖差が大きくなる11月頃だそうですが、
今収穫されるのは若く、アク抜きなどの下処理も不要で、
加熱してもきれいな白さのままです。
やわらかいのですりおろしてレンコンニョッキを作り
季節サラダに添えてご提供しています。

冬になると味が濃くなりレンコン特有のもっちりとした食感も楽しめます。
初秋から冬季にかけて、タムラさんの収穫がある期間は
季節野菜として使わせていただきますので、
レンコン料理のレパートリーも増えるかも? 
乞うご期待くださいませ。







Wednesday, September 4, 2013

Siete paisajes en Argentina vol.6


ハンモックカフェ店内にてアルゼンチンでの旅の7各地の風景
"Siete paisajes en Argentina"を約1カ月周期でお送りしております。

第6回8月31日より、アンデス山脈付近のラ・リオハ州とサン・フアン州に変わりました。

キケ・シネシさんが出演するGuitarras del Mundoを観るため、ブエノスアイレスからバスで14時間かけて向った街ラ・リオハは、年間雨量が極端に少なく国内でも最も乾燥した地域。そこからレンタカーで400km駆り世界自然遺産イシワラストの"Valle de la Luna(月の谷)"へ。約2億年前からの海底が隆起し風化で出来た大地は化石マニアの秘境でした。食事はリオハ風カルボナーダやリオハ風エンパナーダ、名物ウサギ料理、スィート・サパージョのCayoteやナッツ料理など食すことができ、シエスタの習慣が残る街は人がまばらでしたが、カメラを向けるとみな笑顔で温かい人たちが迎えてくれました。今回は32点展示しています。毎回楽しみにご覧くださっている方ありがとうございます!

Monday, September 2, 2013

Antonio Loureiro Live Report 20130831sat


アントニオ・ロウレイロ姫路公演へお越しくださった皆さまありがとうございました!
1週間前から気になって仕方がなかったライヴ当日の天候。
予報では台風直撃の進路だったものの、
皆さまの祈りが届いた雨の降らない奇跡の時間となりました。

正直なところ凄い演奏を観てしまったというのが率直な感想。
混沌とした音の粒子がダイナミックに集成されていくような先の読めない展開と
革新性あるピアノタッチに静寂を宿した歌声が融合した比類なき音楽に圧倒され
慎ましやかなロウレイロさんの人柄の中に強い意志も感じた素晴らしいライヴでした。
晩夏の夜に虫の鳴き声や船の揺れる音も入り交った濃密な体験は
かけがえのない記憶として一生の宝となりました。

ロウレイロさんの招聘と企画に尽力されたNRT成田さん。
素晴らしい音響で演出して下さったPAの徳竹さん。
物販を担当していただいたmoderado music岡本さん
手伝ってくれたスタッフたち、ありがとうございます!
もちろん県内からも多くの方がお越しくださいましたが、
遥々は、群馬、新潟、東京、滋賀、京都、大阪、岡山、鳥取、広島、福岡、から
まるで日本横断しているような各地からご予約下さった今回の公演。
そんな皆さまの熱い想いに支えられながら、
ライヴ当日の2013年8月31日を迎えられたこと深く感謝いたします。

また当日限定の料理やドリンクなどもお楽しみいただきましたこと、
やはり飲食店として一番やりがいを感じることでもあります。
どうもありがとうございました!








Saturday, August 17, 2013

残暑お見舞い申し上げます

お盆期間中は昼・夜ともに、当店へご来訪いただきありがとうございました!

コーヒーや料理、スイーツのご提供から、CDなどの商品のご説明も
行き届かない時もありますが出来る範囲で心を込めていたしております。

近日開催される当店でのライヴのご案内などもさせていただいてます。
案内フライヤーやこちらの話に耳を傾けて下さった方もありがとうございます。
お一人様のご参加も大歓迎ですので、どうぞご検討くださいませ。

ではこの週末も通常通り営業しています。
残暑厳しい折、どうぞご自愛くださいませ。

Japanese edition 「El paso del tiempo」


初来日公演も記憶に新しい、作曲家ギタリスト、ギジェルモ・リソット。
彼がフルート奏者パブロ・ヒメネスと発表した傑作アルバムが日本盤として再発され入荷しています!当店でも2012年2月からオリジナルのスペイン盤を販売しておりましたが完売になりました。支えてくれる方のおかげもあり、必死で紹介してきただけに日本盤となり再発されたことは非常に感慨深いです。

●ギジェルモ・リソット/パブロ・ヒメネス 『エル・パソ・デル・ティエンポ』2,415円(在庫✕)


収録曲やジャケット写真はオリジナルのままで、音楽評論家の渡辺亨氏によるライナー付。ギジェルモの音楽背景や本作の録音について明らかになったことも記載された素晴らしい内容です。また、ギジェルモによるセルフライナーも新たに英語で書かれています。

収録内容についてあらためて記すと、ギジェルモ・リソット / パブロ・ヒメネスによる全編オリジナル・インスト曲集。2人のドゥオ演奏が5曲(うち1曲はタンブーラー奏者の客演有り)、ギジェルモ・リソットのギター独奏が2曲、パブロ・ヒメネスのフルート独奏が2曲(うち1曲はパーカッション奏者の客演有り)、そして記載のないシークレットトラックが1曲、こちらもぜひ聴いて頂きたい名曲です。全10曲、音の間合いや美しい余韻、沈黙をも秘めた傑作。

※試聴など過去の日記にてどうぞ。→こちら


<ご注意>
ギジェルモ・リソット/パブロ・ヒメネスはバルセロナにて「Dúo Rizzotto Giménez」という名義で『La otra orilla』(2012年) も発表しています。ギジェルモ・リソットの来日公演会場や当店でご購入された方もいらっしゃり、ここにライナー中にある誤り/訂正のお知らせをさせていただきます。
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『エル・パソ・デル・ティエンポ』のライナーには『La otra orilla』(2012年) は
自主制作のCD-Rとありますが、日本盤発売元インパートメント社に確認を
いたしましたところ、リリース担当者の誤認でありそのままライナーに反映
されてしまったとの旨、回答をいただきました。
正しくは『La otra orilla』(2012年)は正規プレス盤のCDです。
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ギジェルモ・リソット/パブロ・ヒメネスによるこちらの作品(2012年スペイン盤)もおすすめ!
Dúo Rizzotto Giménez / La otra orilla 再入荷!



※ 通販方法はこちら

Wednesday, August 14, 2013

Novos Compositores




かつてボサノヴァが生まれたころのムーヴメントように、新しい作曲家たち”ノヴォス・コンポジト―レス”によってサンパウロを中心に新たな音楽シーンが築き上げられています。それは、ブラジル音楽の枠組みにとらわれないフレッシュな香り立つ奔放なサウンド。

その核となる存在、ヴォーカルのダニ・グルジェル(娘)と、ピアノのデボラ・グルジェル(母)がクアルテ―ト編成で録音した新作、初の日本盤が、本日全国発売となりました!

●Dani & Debora Gurgel Quarteto / UM   2,625円 (在庫✕)

※初回特典レコーディングシーン収録DVD付


ハンモックカフェでは数年前に、”ノヴォス・コンポジト―レス”にあたるタチアナ・パーハやト・ブランジレオーネ、ミッヒ・フジシュカなどのアルバムを聴きブラジル音楽もお取り扱いもしていましたが、しだいに現代アルゼンチン音楽に夢中になって行き音楽志向がアルゼンチンへ傾いていました。 しかし、ここ数年の間にアルゼンチンの音楽家とブラジルの音楽家が国境を軽く飛び越え創造する美しい共演も目立ってきたこと(後でこの人とも共演していたのかと思うこと多数...)や、あらためて”ノヴォス・コンポジト―レス”周辺を聴くようになってきたのは鎌倉のカフェ・ヴィヴィモン・ディモンシュさんの存在です。

ディモンシュ堀内さんのブログで「ダニ・グルジェルがUSツアーで日本から半分の距離までくるからシアトルコーヒー事情も含め観に行く」、という日記を見て、フットワークの軽さ、そこまで熱狂になれることに対しても読んでいて興奮した次第です。堀内さんがシアトルのライヴに行かなければこの日本盤は誕生しなかったといっても過言ではないはず。その記録はdacapoで紹介されています。是非ご一読くださいませ!そしてなんと9月には初来日公演(東京・鎌倉のみ)もあります!
↓↓↓↓
ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート、『UM』 リリース&9月初来日
みなを虜にするダニ・グルジェルが、クアルテートで待望の初来日。

 また、シーンを盛り上げてきた立役者、大洋レコード伊藤さんのライナーも特筆です。ライナーノートにはダニ&デボラ・グルジェル母娘の音楽素養やキャリア、過去の作品から本作が出来上がるまでのヒストリーを詳しく分かりやすい言葉で書かれ、その文章からは音楽家に対する敬意と熱意が伝わってきます。

現在の音楽シーンにおいて重要なことの一つは、心底好きだから届けたいという音楽愛好家の想いを汲み取ったアルバムがリリースされることではないでしょうか。注がれた愛情はCDにしっかりと根付いていると思っています。




◆Dani & Debora Gurgel Quarteto Official Site


※ 通販方法はこちら